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牛・豚の食肉流通について
格付について

格付について

枝肉の格付は、社団法人 日本食肉格付協会(以下 格付協会)が農林水産省畜産局長の承認を得て制定された「牛枝肉取引規格」及び「豚枝肉取引規格」に基づき、全国の食肉卸売市場及び基幹的産地食肉センター等で実施しています。
牛の格付
朝7:00

7:30頃
格付協会の格付員全員で、格付の下見をします。 2人1組になって、1組あたり約100頭の枝肉の仮格付を して、ハンディにデータを入力します。
下見をする内容
●歩留等級の計測 ・第6と第7助骨の間を切開した部分
・ロース面積・バラの厚さ・皮下脂肪の厚さ
(1頭1頭それぞれ計測器を使って計測します。)
●肉質の仮等級を決める
●瑕疵があるかどうか

下見が終了したら、ハンディのデータをパソコンに取り込みます。
これで、セリの準備及び本格付の下準備ができました。

朝8:15

セリ終了まで
枝肉の重量を計量したあと、本格付をします。
3人で行います。
(1頭あたり、10秒くらい)
1人目

▲クリックすると大きい写真が見られます
・枝肉の右側半分
・腹側から見て、瑕疵などがないかチェック
2人目

▲クリックすると大きい写真が見られます
・枝肉の左側半分
・背中側から見て、切開面の脂肪交雑、筋肉の形状、筋間脂肪の度合、瑕疵がないかチェック
・格付を決定する。
3人目

▲クリックすると大きい写真が見られます
・決定した格付等級や瑕疵などのデータを入力
・入力されたデータは、セリのパソコンに送られる。

こうして、格付された枝肉がセリにかけられます。


▲クリックすると大きい写真が見られます

格付の決め手となるのが、歩留と肉質です。歩留と肉質それぞれの等級を合わせたものが、枝肉の格付になります。このような方法を分離評価方式といいます。

歩留

左半丸枝肉の第6〜第7助骨の間を切開した面の 胸最長筋面積・ばらの厚さ・皮下脂肪の厚さと、半丸枝肉重量の4項目の数値を算式に入れて計算します。

この値によってA・B・Cの歩留等級に分かれます。


歩留基準値の算出方法

(但し、肉用種枝肉の場合には2.049を加算します。また、筋間脂肪が枝肉重量、胸最長筋面積に比べかなり厚いとか、「もも」の厚さに欠け、かつ、「まえ」と「もも」の釣合いが著しく欠けるものは、歩留等級が1等級下になる場合があります。)

等級 歩留基準値 歩 留
72以上 部分肉歩留が
標準より良いもの
69以上72未満 部分肉歩留が標準のもの
69未満 部分肉歩留が
標準より劣るもの
肉質

肉質は、格付員が目でみて判断します。
脂肪交雑(サシ)、肉の光沢やしまり、きめがポイントとなります。
格付員は、フローチャートを参考にしながら、1,2,3,4,5の等級に分けます。

牛脂肪交雑基準(B.M.S.)

牛肉色基準(B.C.S.)

牛脂肪色基準(B.F.S.)
等級
/
項目
脂肪交雑 肉の色沢 肉の締まり
及び
きめ
脂肪の色沢と質
胸最長筋並びに
背半棘筋及び
頭半棘筋における
脂肪交雑が
かなり多いもの
肉色及び
光沢が
かなり良いもの
締まりは
かなり良く
きめが
かなり
細かいもの
脂肪の色
光沢及び
質がかなり
良いもの
胸最長筋並びに
背半棘筋及び
頭半棘筋における
脂肪交雑が
やや多いもの
肉色及び
光沢が
やや良いもの
締まりは
やや良く
きめが
やや細かいもの
脂肪の色
光沢及び
質がやや
良いもの
胸最長筋並びに
背半棘筋及び
頭半棘筋における
脂肪交雑が
標準のもの
肉色及び
光沢が
標準のもの
締まり及び
きめが
標準のもの
脂肪の色
光沢及び
質が標準のもの
胸最長筋並びに
背半棘筋及び
頭半棘筋における
脂肪交雑が
やや少ないもの
肉色及び
光沢が
標準に準ずるもの
締まり及び
きめが
標準に準ずるもの
脂肪の色
光沢及び
質が標準に
準ずるもの
胸最長筋並びに
背半棘筋及び
頭半棘筋における
脂肪交雑が
ほとんどないもの
肉色及び
光沢が劣るもの
締まりが
劣り又は
きめが粗いもの
脂肪の色
光沢及び
質が劣るもの
瑕疵の種類区分と表示
瑕疵の種類 表示
多発性筋出血(シミ)
水腫(ズル)
筋炎(シコリ)
外傷(アタリ)
割除(カツジョ)
その他

※その他(カ)は、背割不良、骨折、放血不良、異臭、異色のあるもの及び著しく汚染されているもの等ア〜オに該当しないもの

豚の格付
朝8:30頃〜 枝肉の重量を計量したあと、本格付をします。
格付にあたって、まず、半丸重量と背脂肪の厚さを、等級の判定表で該当する等級を判定します。

次に、外観と肉質を各項の条件によって等級を決定します。


外観 肉質
均称 肉の締まり及びきめ
肉づき 肉の色沢
脂肪付着 脂肪の色沢と質
仕上げ 脂肪の沈着

各項目の中で1番低い項目で、格付が決定されます。
枝肉の重量や格付結果を、ハンディに入力します。


▲クリックすると大きい写真が見られます▲

格付された枝肉は、当社の職員によって同一出荷者、 同じ等級、同じ性別、同じくらいの重量・枝肉形状や肉質に分けられ、一セリ単位でセリにかけられます。


豚の格付表はコチラ

出典: 「牛・豚・枝肉・部分肉取引規格説明書」  社団法人 格付協会
 
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